社長に匿名で質問してみた
Nishida’s Keyword: Question
西田コーポレーション代表取締役・西田光孝について紹介します。
なお、質問事項は当社社員が匿名で聞いています。
社長にとって、社員はどんな存在ですか？
「同志」
私たちは、ある目標に向かって上司も部下も全員が一丸となって戦いに臨み、達成することを目指しています。そのために、個々の力を遺憾なく発揮してもらい、時には互いを助け合いながら、また自らの成長を感じながら目標達成のために一緒に戦う、いわば戦友みたいな存在ですね。
社会人にとって、一番大切なことは何ですか？
「根気よく続けること」
何でもいいので、根気よく続けること。”継続は力なり”と言いますが、何事もあきらめずに続けていくと最後に大きな成果となって必ず実ります。当社の採用基準でも、幼少のころからずっとピアノを続けてきて、たとえ何かの賞をもらえなくても長年続けているモノがあるという根気強い方を、採用基準のひとつにしています。
若い頃、大失敗はありましたか？
「バブル」
今の学生さんは知らない方も多いと思いますが、当時は土地を転売するだけで莫大な利益が得られた時代で、当社も一時、その流れに乗ったことがありました。しかし、この状況がいつまでも続くものではない。土地が下がる前に持っている商品（土地）を手放さなければ、大きな損失を出すかもしれない。とはいえ、すべて手放すと売る商品がなくなってしまう。商品がなければ、商売は成り立ちません。華やかな時代に、一人で悩み続けましたね。結局、バブルがはじける直前に持っている土地をほとんど売り払いましたが、その判断の時期がよかったと今となっては思います。この経験から、今後は数年先の事業計画をもっと堅実に考え、社員が安心して働ける経営をしていこうと決意しました。おかげで当社は創業以来、一度も赤字転落したことがありません。
社長の一番好きな言葉（座右の銘）は何ですか？
「熱誠萬象を征す」
”すべての物事は、熱意や誠実を持って応じることで思いが通じる”という意味。私が30代のころ、ある書生家のお客様から「あなたにぴったりの言葉を贈ろう」といただいた言葉です。そのお客様は当初、別の不動産会社で物件購入を検討されていたのですが、私の熱意と誠実な対応を買ってくださり、当社と契約してくださいました。あのときの気持ちを忘れないようにと、今でも私の「座右の銘」としています。
これからの不動産業界キーワードは？
「知恵」
大手不動産会社であれば世界を見据えることも重要でしょうが、当社のように地域密着型の不動産会社が生き延びていくには「知恵」が重要なキーワードになるでしょうね。売買、賃貸、相続、収益、ファイナンス…など、不動産に関するお客様のニーズは多岐にわたります。お客様の要望や課題をくみ取り、時代の変化をとらえながら最善の提案をする。そのために社員は、「知恵」を絞って事細かに応えていく力が求められます。「西田コーポレーションがいないと困るよ」とお客様から言われるような、知恵を絞ったサービスをこれからも提供できるよう、学生の皆さんからも知恵をいただきたいですね。
キャリアップしていくためには、何が必要ですか？
「失敗を恐れないこと」
失敗を恐れずに何事にもチャレンジしていく精神が、自分の成長、ひいては会社の成長につながります。失敗を恐れて消極的になり一歩踏み出すのに躊躇される方もいらっしゃいますが、それでは自分が成長できません。失敗があるから、次はどうすれば成功するかを考える。だから、自分が成長するのだと思います。当社では、新しい仕事が次々と開発されています。誰もチャレンジしたことがない事業に、失敗を恐れず果敢にチャレンジできる精神を持っている方には、ぜひ当社で挑戦してほしいですね。
元気に働くパワーの源は何ですか？
「お客様」
お客様から教わることは、本当にたくさんあります。「ありがとう、助かったよ」と一言もらうことが、どれだけ元気の源になるのか図り知れません。その一言をいただくために、いろいろ勉強する。トラブル回避策など最初はわからなかったことがわかるようになる。 それが自分の成長を感じさせ、達成感とかやりがいとかにもつながり、仕事への活力に結びつくのでしょう。
社員の仕事に対する情熱をどのような時に感じられますか？
「瞬発力のある姿をみたとき」
新しい事業を立ち上げるとき、また目標達成のために頑張らなければならないときなど、すぐに行動する瞬発力が当社社員にはありますね。特に新規事業を始めるときは、なかなか行動に移せないこともあるのですが、「もうやりました！」と予想より早くできたときには、持っているポテンシャルを見せてくれた感じがして、うれしくなりますね。
西田コーポレーションが最も大切にしていることは何ですか？
「一体感」
当社では、部署ごとにさまざまな事業を行っていますが、それぞれの部署がタテワリになってはいけないと考えています。というのも、一人のお客様がすべての部署を利用することも多々あるからです。物件探し、資産運用の相談、各種手続きなどお客様がスムーズに進めるためには、それぞれの部署が連携して対応する必要があります。 当社では、普段から部署間のコミュニケーションが図れるような環境をつくり、一体感を生み出すことに努めています。例えば、海外社員旅行や国内での遠足、年に4回の飲み会や地域イベントへの参加など、部署間交流をできるだけ図れるイベントを随時開くことで一体感を育んでいるのです。